まだ日中は暑いけれども、景色は秋の色に変わりつつある。春の柔らかい新緑、夏の濃く茂った緑、夏の終わりから秋にかけての緑と、緑にもいろんな色がある。この辺りは季節で日差しの角度がとても違うので、それも緑の色を別物にしているのかもしれない。植物の名前を知らないのでその辺にある黄色や紫の花は全部ワイルドフラワーとまとめて称しているけど、自然のサイクルはすごいもんで間違わずにやってくる。ドライブしているとよく見かける黄色い花がたくさん咲く頃にまたアレルギー反応が強くなる。来たな、第二弾。

八月に入ってからは草取りもあまりしてなかったので畑はもうどこに何があるのかわからないほどの草が生えている。もう何もないとわかるところは先日彼が芝刈り機で刈ったので、歩いて入れるものの・・・人参やビーツ、トマトは草の中。ま、それでも育っている。今年はバターナッツカボチャを植えた。もう少しで収穫できる物が一つ、まだ緑で20センチくらいのものと、10センチくらいに育ち始めたものの３つが畑にある。全部育ちきるかな、お天気と野生動物次第。カボチャも草の中で実をつけ始めた。今年はハロウィンのカボチャが取れそうだ。

何種類かあるカボチャのいくつかは食用なのだと思うけど、うちでは食べた事がない。今年は調理してみようかなと思う。普通サイズのものならば。残った種を蒔いたので、何カボチャなのか全然覚えていないのだ。以前は必死で収穫し、残さず片付けようと思ったから気が気でなかった畑仕事も、食べるだけ採って残ったら畑の肥やし、と思うようにしたら随分と気楽になった。今日は15センチくらいの小さな茄子を塩揉みしてみた。葉っぱがレースのようになってしまっているから大きくは育たないかもしれないけど、ようやく実をつけ始めた。草だらけの畑からレタスやトマトをとってきてたべる。優雅さはないものの、自然がいっぱいの景色はなかなか贅沢な暮らし。