出不精になったのは私だけでないみたい

コロナで自宅待機命令が出た時も、さほどに苦労に思わないくらいの引きこもり生活を既にしていたわけだけど、この2年の間にそれがすっかり定着した。食品の買い出しも毎日外へ出る彼がスーパーのエリアへ出かけたついでと言って買ってくると、私は本当に外へ出る必要がない。そして出かけたいとも思わない。

この夏、パンデミック前までは毎年出かけていたグリマグラスオペラフェスティバルに出かけようかと話していたのだけれど、夏は彼の仕事が忙しいし・・というのは言い訳で、行く時間が全くなかったわけではないにも関わらず、チケットを取らなかった。きっと出かければまた行きたいと思うようになるのかもしれないけど、今年は見送りという感じで夏が終わる。そのオペラフェスティバルはおそらく今日が最終公演で昨日30ドルでチケットが買えるというEメールが入った。よく覚えていないけど、通常は安いチケットでも70ドルは超えてたと思うし、8月の初めには欲しいチケットが取れないという事も多かったのに今日の午後1時の公演のチケットが30ドルでまだ買えるって事に驚いた。そういえば少し前にもチケット安売りのメールが入っていた事があった。なんとなく、コロナの騒ぎは収まってきたように思っていたし、過ぎてみれば2年ってあっという間の気もするけれど、私たちの生活スタイルはすっかり様変わりしたのだと実感する。元には戻らないのかな。

彼が仕事を請け負った音楽祭でも人が集まらなくなってチケットを売るのが大変だったんだそうだ。こういったものが無くなると彼も仕事を無くすわけで他人事でない。

外に出れば人との関わりの中でめんどくさい事もあるし、篭っていればそう言ったストレスはないけれど、めんどくさいことを避けて通る先には何があるのか、それを考えるとちょっと怖い。ここは田舎で自動車の運転をしていると譲り過ぎ、と思うくらい親切なドライバーが多いと思っていたけれど最近では怒鳴る人とか、ちょっと鈍い前の自動車を煽っているドライバーを見かける。そういうのを見る機会が増えたような気がする。彼も意地悪い人が増えたと言う。こう言うのもコロナの影響なのかな。

制限は取れて再開はしたものの、世の中の関心ごとや動きはすっかり変わってしまったみたい。

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