記憶は曖昧だけど・・・

あっという間に一週間が経っていた。こうしてパソコンに向かう時間がないほど忙しかった記憶はないけれど、内3日間は久しぶりのNYC行きで普段の日常にないことだったから覚えている。

メトロポリタン美術館で古い生地の展示を行っていたので見てみたかった。1600年頃のペルーの髪飾りやポンチョ、袋などで当時は文字がなかったそうで、当時の文化を知る上でもこういった生地は大層貴重なものらしい。驚くのは多少の痛みがあっても色が綺麗に残っている事。褪せてこの色なのかわからないけど見事な織物だった。今のような織り機で織ったわけでないだろうから、作るのには時間もかかっているだろう。こういうものを見る時に地理や歴史の知識がもっとあったらと思うけど、ま、何事も右から左の今、今更って事だな。NYCでは駅に近い所のうどん屋さんディナーにしたのだけれど、これが居酒屋風にうるさくて落ち着かなかった。でもうどんは駅の立ち食いそばを思わせる汁で入っていた鶏肉も美味しかった。たぬきや月見といったメニューではなかったけれども味は日本の味だった。

去年、NYCエリアへ引っ越した人のオタクにお世話になり、そこに2泊させてもらい、中1日を美術館にあてた。そこからだとNYCへ電車1本、40分くらいで到着できる。その方、今年90歳という。知り合った頃は70代で、もう時期80なんて言っていたのもついこのあいだのようなのに。義父は今年92になるけど杖が必要だし、こうして美術館巡りをするほどに歩けない事を考えると、彼女は大したものだと思う。歩くのは遅いけど坂道も階段も大丈夫、美術館の中は平といえども5時間くらい歩き回ったのだから。流石に帰り道はバスじゃなくてタクシーにしようと言ってくれて私も助かった。私のバス代、2ドル90セントも往復分の小銭を用意してくれていた。彼女はメトロカードを持っているけれど私は持っていないだろうからと。まだ使ったことはないけれど、バスも地下鉄と同じメトロなのでクレジットカードが直接使えるシステムが導入されていそうな装置が料金箱の隣についていた。おそらく小銭を使わなくてもクレジットカードで乗れたのだと思う。NYCのバスは乗った事がなかったので初体験だった。

さて、昨日はようやくタオル用の糸を織り始められた。まずは経糸3色パターン、30枚が目標。1ヶ月くらいでできると良いのだけれど、こうしてパソコンやらテレビやらを見ていると終わらない。頑張る。

という事で、一週間のうち覚えているのはこの3日間。後は何をしたというほどのことをしていない気がするのだ。つまり日数の半分以上はなんとな〜く過ぎている。でも記憶に残らないような時間って平穏て事なのかな、と思えば悪くないか。

そうそう、NYから戻った日の夜はバンドのリハで、疲れもあったやもしれないが、なんというか、指が変なところを押さえたりして大変だった。音符も読めないし・・・で、後二週間で本番になるのでラストスパート、ここ二日間は練習を続けている。今日も時間を作って練習せねば。

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