自動車が人を監視しつつある

2016年車を買った時に「自動車に付いたGPSで位置確認ができるから盗難に遭っても直ぐに見つけられる」と聞いた。つまりホンダはこの車の位置をいつも知る事ができるわけだ。なんとなくプライバシーの侵害にならないか?なんて事も考えたけど、今やそれは普通になりつつある。今回、1年間は無料で使えるトヨタコネクトというのを利用してみた。これからの寒い時期に家の中からエンジンをかけて車を温められるのは便利なので。そしてそのシステムを利用するためにトヨタのアプリをスマホに入れた。すると毎朝、前日の走行ルート、時間、距離、急発進、急ブレーキ、急カーブの履歴がエンジン始動から止める迄ごとにまとめられて、地図付きで送られてくる。この情報は外に出さないと書かれているけれど、私がこの履歴を見るサービスをアプリからキャンセルしてもトヨタは情報を収集し続けるらしい。今は自動車とスマホを繋ぐ時代なのでトヨタが知ろうと思えば個人も特定できるはず。

昨日はスーパーへ出かけたので急カーブとか急ブレーキがどのくらい感じで検知されるのかを確かめてみた。カーブの先で急に車線を横切る車があったのでその時に一回、さほどの危機感を感じるほどではなかったけど「危ないなぁ」とちょっとムッとした。右折時に水のボトルが転がってしまうくらいにブレーキを踏んでしまったのが一回、これもカウントされるのかなぁと思ったら数えられていた。彼の運転はカーブで私が少し怖いと感じるくらいのスピードで走り抜けるから、そういうのはカウントされていると想像する。ハンドルを握っている本人はきっと普通なのだと思う。よく知っている道だし。でもそのスピードでカーブを走っていたら昨日みたいに思いがけなく誰かが横切った時に本当に怖いだろう思う。

でもこのアプリ、10代の子供を持つ親は欲しいだろう。どんな運転をしているのだろうと心配だし、どこへ行ってるんだろうと心配だろうし。

欧州ではすでにこれを事故の時に素早く救助に行けるシステムのひとつとして使っているらしい。トヨタにもSOSボタンが付いている。ボタンを見ると押したくなる習性のある私には危険なモノな気がするが、うっかり触っても通常時は大丈夫なんだろうと想像する。試してみたいが、まだ試したことはない。他にも押してみたいボタンはたくさんあるし。

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