夜中の2時40分

1時半頃にトイレに起きたのであろう義父から電話があり、納屋の前に知らない車が止まっているが見に行くか?という事だったらしい。もちろん行くのは危険なので警察に電話するように伝えた。しかしなかなか警察車両が来ない。以前に別な街の同じ通りの名前の方へ警察が行ってしまったことがあるので、義父が電話をしたであろうと思うものの彼が念の為にもう一度電話をし以前の経緯を話し住所を確かめた。

距離はあるもののどんな理由で止まっているのかわからないので、電気は付けずこちらも気配を殺して警察を待つ。しばらくするとようやく2台の車が入ってきた。こんなに時間がかかるのでは緊急では助けてもらえないと実感する。すぐに出ていくのかと思いきや、警察車両に照らし出された自動車はパンクをしている様子。彼が双眼鏡を使って見ている。この寒いのにデッキにまで出て見ている。

ようやく誰かが警察車両に乗せられたと実況中継が入った。酔っ払いか?

怖かった。

彼の話ではパンクの他に車体にも大きなダメージがみられたそうた。酔っ払い運転か何かで事故を起こし、警察に見つからないように一晩を明かそうとここに入り込んだのではないかと想像している。牽引車が到着しトラックを運び出し、我が家も再び布団へ戻ったのが3時頃。警察車両の明かりはすごく強くて、西側にある車両が照らすライトで東側の窓も煌々と明るく、一旦目が覚めてしまうとなかなか寝付けず、目を開けるたびにその明るい光に「まだいるのか」と思った。暗くなっっと気がついたのは3時50分。もっと早くにいなくなっていたのかもしれないけれど、事情聴取でもしていたのか、結構な時間、駐車していた。

警察署はここから3分くらいの場所なので、そう思うと待つ時間は長いと感じだけれども、こうして来てもらえて不安は取り除かれたわけで感謝である。こんな夜中に呼び出された牽引車の人にもお疲れ様。誰でも銃が持てる国だし、人を見たら泥棒と思え、ではないけれど何事もまずは状況をよく見て警戒しないといけない。

彼のお祖父さんの時代には自動車で出かけた家族旅行の時に、民家をレストランと間違えて尋ね、晩御飯をご馳走になったことがあるらしい。間違えられた方も「うちはレストランじゃねー」とは言わず、@@なら用意できるよ、とご馳走し、お祖父さんは帰る時にレストランでない事に気がついたんだかなんだかで、それ以来毎年、そちらに出かける時には立ち寄るお宅になったのだそうだ。今の時代ではあり得ない気がする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です