やる気を出すために必要なもの

やっぱり「やらなければならない」と言うところに身を置く必要があるような気がする。彼はトロンボーングループで楽器を吹く機会は増えたけれど、家で練習するのを見たことがなかった。同じグループにいた学校の先生をリタイアした人は毎日数時間練習すると言っていたから、どんな楽器だってうまくなるためには、もしくは維持するには練習というか、吹かないと始まらないんじゃと思う。その練習が彼はアンサンブルのリハだけという事なんだと思う。クラリネットもそうだけど一人で練習してもつまらない。和音の出るピアノの方がやっぱり楽しい。

今回、彼はオーケストラに混ざることにしたらしい。セビリアの理髪師ともう一曲、なんか難しそうな曲で、いつものバンドにはない細かい刻みや速いテンポのアルペジオがある。珍しく今日のリハのために3日前くらいから楽器を取り出し練習を始めた。それまでもどんな曲か聴いてイメージトレーニングはしていたみたい。ベットへ行くとヘッドフォンで音楽を聴いているのだと思う、楽譜を見て歌っているようだった。でも楽器で吹けないとね。。。今夜は練習の成果が出ると良いけど。

私も久しぶりにアンサンブルができることになった。相手はバイオリン。ピアノ譜を送ってもらうことになったけど、何を送ってくるのかは知らない。とにかく弾けそうなのがくることを祈っている。

ピアノは何となーく弾いてはいるけれど、期限を切って譜を読む努力はあんまりしてないから、読む、音と指が繋がるのに時間がかかって、これって絶対に弾けないと諦めるかどうかの見極めが難しい。粘っているとある日突然「お、繋がった」という日もあれば「あれー今日はダメ」という日の繰り返し、ムラが多い。毎日練習しないから思い出すのに時間がかかるというのもある。毎日練習って大事なんだと思う。集中力も続かなくなった。今日は結構練習した曲を楽譜に記載されたテンポでメトロノームをかけてみた。弾けるところもあるけど粘っても無理と判断できる場所がいくつも出てきた。ま、これはトロンボーンの伴奏譜だからロングトーンの練習だと思って吹いてもらう?と、身内だとそんな甘えも出てくる。でもちょっと遅くしてもらわないと無理だ。。。

学生の時はどのくらい練習していたんだろう。先生のおかげでピアノだけは真面目に頑張ったと思うけど、デートだってしてたし毎日色々なことがあったと思うのだ。その中でどのくらい練習してたんだろうと考えると、毎週レッスン日が来るわけだから、時間はともかく、やっぱり今よりは必死に弾いてたんだろう。でも「今日は8小節しか弾けません」っていう事もあった。頑張ってもそれしか弾けるようにならなかったのだから、本当に、呆れて諦めなかった先生が偉い。

だから「できる」「できない」は後回しにしてとりあえずやらなければって状況を作るのは大事かも。できなくても命に関わりないしね。何かしたいと思ったらちょっとのストレスは必要なのかも。

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