ピアノキャンプが終わった

今年も縁あって5月の5日間ピアノキャンプに出かけた。と言っても、通える場所なので寝る時には家に帰った。そして朝起きたらすぐに出かけて朝ご飯からキャンプで頂いた。

5日間キャンプの初日は夕食時間に到着すれば良く、食事の後にオリエンテーションがあり、ゆっくり休むよう9時前にお開き。翌日は8時45分の朝授業前に朝食や希望者はジェントルヨガの時間があり、授業の後にはそれぞれに割り当てられたレッスンや練習室を使って過ごす。大人なのでレッスンや共同授業の他の時間は基本自由。最終日は朝ごはんを食べて皆それぞれに帰宅をする日なのでプログラムが詰まっているのは中3日間というキャンプだった。その中に60分のプライベートレッスンが2回、希望者にはピアノアンサンブルの時間が2回、モンスターと呼んでいる大勢での連弾、講師演奏、オンラインで配信している公開レッスンが2回、最終日はプチコンサートを行い、夕食後にYouTubeから音楽関連の面白い動画を皆で見てお開き。正直3日間でこれだけ盛りだくさんだと3日間以上のことをしたような気がした。今日は今頃皆それぞれの家路についているはず。

私は今回もキャンプ参加が1週間前くらいに決まったので、レッスンに持って行く曲はあまり選択技がなく、最近練習し直していたフォーレの即興曲3番とメンデルスゾーンの無言歌集の1番を持って行く事にした。これもずっと前にさらってみた事があるから譜読みが間に合いそうかと思ったら、何日弾いてもコード進行の迷うところが迷ったまま終わってしまった。フォーレは上手くないけどとりあえず音が並ぶかと思ったら、久しぶりに味わった、鍵盤を見るとなんだかいつものピアノでないような、焦って楽譜を見るとすっかり迷子でどうにもならない状態に陥った。でもどう弾いても問題は同じ。音数の多い左手をどう練習するか、音数の少ない右手をどう弾くか、ペダルの有無、どこにメインメロディがあり腕の動きがそれを妨げないように神経を使わなければならないなど、、ピアノは押せば音が出る楽器の弊害というか、本当に無神経に弾いていた事を実感。音を並べることに気を取られていたり、やっているつもりの事が音になっていなかったり。

そして今回二人の講師にレッスンを受け、ピアノのパフォーマンスをする講師のレッスン、知識はあるけど、おそらく自分では弾かないんだろうなと思う講師のレッスンの内容の違いを感じた。同じ質問に全く違う答えが返ってきた。その練習の仕方も的確に教えてくれたのは演奏する講師の方。ゆっくりなら楽譜に書かれた通りに装飾音を練習しても大丈夫だけど、実際に弾きたいテンポではその練習はどうかと思っていた。「速くていい」と言われて消化不良だったのを別な講師に尋ねると、一見は百聞に、、って逆か、一聞は百見に? そこは時間をかけてゆっくり弾いて良いと聴かせてくれた。これは授業でも聞いていた話なので、多くの人の役に立つ授業をやっていると思う。真面目に楽譜に忠実に装飾音の入る位置を練習すると仇になる。苦手箇所もすぐには正しく弾けないけれど、目的の旋律を思うように弾くためには他を少々犠牲にしても止まらずにそれを弾く事は大事だとも言われた。苦手箇所を正しく弾こうと止まったり躊躇したりする事で変な癖がつくより良いとも。

そして今回2台ピアノのパートナーを講師がしてくれた。二人の講師と同じ曲をやって初日は古典派ピアノの先生らしくテンポがしっかりしているのできっちり弾いていくと最後まで問題なく辿り着けた。その中で音楽全体を見てシェーピング、形成をするって感じ。で、その人は2日目に来られなくなったからと別な講師が翌日を引き受けてくれた。この方はこのキャンプの主催者で若い頃にはたくさんの人と共演したピアニスト。曲はシューマンの6つの練習曲をドビュッシーが2台に書いたもので、ロマン派音楽。2日目はロマンチックになったものの、ゴールに辿り着くまでにはいくつかの問題が発生した。でも数回合わせると「なるほど」と心地よく弾かせてもらった。久しぶりに土屋先生の勉強会の雰囲気を思い出した。書かれた音が並んでも音楽にならない、というのかな。心地よさを感じる所に至らない。一緒に歌をうったっている気になれないとつまらない。何を表現したいかってところが、音から、弾き方から伝わってきた。私は答えられたかわからないけど、答えたいって感じたり思ったりした。今回、毎日ピアノを無神経に弾いていたと実感した。確か、去年も同じような事を思ったかも。忘れちゃうんだな。

高いけど、やっぱり一年に一回くらいこう言う場所があるって良いのかも。定期的にレッスンに行くのは敷居が高い気がするけど、ひとりお願いしている人がいるので、6月に機会があるかも。それまでに今回の課題をちょっと頑張ってみる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です