という気持ちがあれば、いろんなことが「めんどくさい」と思わないでできるんだろうなぁ、と思う。日本では電気ポットって絶対にあったよなぁ、と思うんだけどここにはない。もちろん売ってはいるけど、必需品というものではないので未だに無い。お茶を飲むのにお湯を沸かす時は鉄瓶で沸かす。これも彼がお茶と一緒に日本風と思ってかクリスマスに買ってくれたんだけど、いやいや、日本で暮らしていた時にだって使った事ないぞ、という鉄瓶である。重いし、とっても熱くなるし、電気ポットの方が便利なんだけど・・・とずーっと思ってきたんだけれど、お茶を飲むのは私一人だし、毎日決まった時間に沸かしてお茶を入れて、保温カップで1日飲んでる感じなので、ちょうど良いと言えばちょうど良い。鉄が身体にいいっても言ったっけ? でもこれまでにしてこなかった事って、ちょっとの事が面倒に感じるもので、朝の1秒を忙しく過ごすわけでもなし、面倒がるほどのことでもないのに、としみじみ思うこの頃。
花に水をやるのも同様。最近、ようやく慣れてきたけれど、こんなに見渡す限り自然がいっぱいなのに、なんで鉢植えなんて置いたり吊るしたりして手間をかけるんだ?なんて思った事もあったっけ。それでも外の景色を眺めながら毎朝水やりをするのは、気持ちがいい時もある。玄関先や窓辺を花で美しく飾るって、この辺りのスタンダードらしい。みんながやるから私もやらなきゃ、とは全然思わないんだけど、彼はそういう環境で育ってきているから「お祖母さんはこうしてた」とか、そういう事をしたがる。花を摘んできたりもする。私の祖父、父、兄にそんな人は居なかったので、ちょーびっくりしたもんだ。こんな事も面倒と思う人はやらないだろうから、彼にはそういう事を楽しむ力があるんだと想像する。人の感性って本当に色々なんだな。
私もめんどくさいと思う事をめんどくさがらずにできるといいんだけど。なかなか。。。。