ある程度は自分が何をしたかを覚えているので演奏にはさほどビックリしなかった。むしろ自分の想像よりはマシかと思った。録音して聞くと大体はがっかりするもので、だから意欲を維持するためにも、コンサート近くになってからレッスンの録音などを聞くことは避けたし、終わっても疲労感と恐れから聞くのを躊躇っていた。でもシェアしたいデータをどうやって渡そうかと、とりあえず相方さんと主催者さんには送りたいのでスマホで撮った生データを限定公開でYouTubeにアップした。そして昨夜、確認のため?それをテレビの画面で彼と見た。テレビには音楽用に大きなスピーカーをつけてあるのでスマホよりは良い音で聴けた。サロン形式っていうのかな、目の前に人が座っていてお客さんはとっても近い。コンサートの進行についてはあまり話をしていなかったので、「僕は詩を読んでいる間、席があれば最前列に座る」と言っていたのは聞いていたけど、私はどうしようとあまり考えていなかった。詩はあまり長くないからピアノの椅子に座っていて良いのかなぁとか。でも、座っていたら結構長かった。演奏と詩の朗読が交互で演奏が終わると拍手をいただけたのだけれど、そんな時にトロンボーンの彼も私もあまりお客さんを気にしていない事がまず目について、いやー失礼だろう、聴いていただいて、握手までいただいてその態度はないだろう、と思った。私などシューマンが終わってかなり安心し、チャイコの短いソロが終わって、更に安心したのか・・・みなさんが拍手をくださっているのに全く耳に入っていない様子。いやーそれすんごい失礼だろう!!ってビックリした。「お前は今、一体どこにいるんだぁ?」とビックリした。律子先生が見たら呆れるだろう。食い逃げ同然。
ま、それも含めて終わったことは仕方がない。一緒にビデオを見ていた彼も呆れていた。それでも誰も怒る人がいない、むしろ温かい言葉をかけてくださる人達が多く、この世はなんと情け深いと思う。本当に人に恵まれている。
次があるかどうかはともかく、こんな失礼を繰り返さないようになりたい。こういうのって慣れない場所だからって事ばかりじゃないなと思う。自分の本質が出てるとしみじみ。。。反省。