刺激とストレスは必要なんだなぁとしみじみ思う

好きな事は何となく続いていたりするけれど、長くやっていればマンネルするもので、織物がまさにその真っ只中という気がしている。今年もいくつかのフェスティバル等に申し込んだので渋々と動き出した。これはぬる〜い毎日を送っている自分にはかなりのストレスで、行くのが嫌というのではないけれど、作業はなかなか捗らなかった。何とか今年初の行商に出かけてみると、褒め上手な人に気持ち良くしていただける言葉を頂き、たくさんの人に会い、何というか、これまで起こらなかった「やる気」が少し出た。昨日は新たなプレイスマット用のプランを立てて経糸を用意した。2週間後のクラフトショーに持っていくためである。

ピアノアンサンブルは全然やっていない。そもそも披露する予定もない事だからか、数回やったけどあまり身が入らないし、楽譜のコピーが終わったらすっかり遠のく人も居たりで、これまた刺激にならなかった。私は曲を決めたらある程度まとまるまで練習したいと思ったのだけれど初見の練習に終始するような事しかできなかった。初見って苦手だし、ほぼ出来ないし、音楽を楽しむところまで辿り着かない。で、しつこく声をかけるのも・・で、すっかりやっていない。

今回トロンボーンの人がシューマンの歌曲を吹くというので一緒にやらせてもらう事にした。アメリカ人には珍しく喜怒哀楽の表現の少ない人で、本当にこんなんで良いのか?と少々の不安はあるものの、楽譜には赤ペンで書き込みがあり、納得がいかないとちゃんと「もう一回」をしてくれるので数回やってだいぶ慣れた。こちらは日程こそ決まっていないけれど披露する機会がありそうなので彼のソロを一曲決めた。曲のテンポで音が並ぶまでに2週間じゃ足りないくらい難しい。私にも何か一曲・・・という話だけど、シューマンの歌曲は十分にピアノソロと思える部分が多い。私などピアノソロに歌がついてる、って思ってるくらい。シューマンのピアノ愛がいっぱい。これも後奏などの数小説が非常に難度が高くて「・・・」いつ弾ける?という感じ。彼はあまり間違えないので、間違えるのが普通な私にはある意味ストレス。なので音が並ぶ以上の練習が必要になるのと、久しぶりに音楽の刺激ももらっている。刺激とストレスは必要なのだとしみじみ思う。ただ今は期限がないから良いけど、これが期限が決まった時に何とかなるのかどうか、ストレスに勝てるか?と疑問。ただ現時点では、大好きなシューマン歌曲ができて楽しい。自分で歌えたらどんなに良いかと思う。歌も二人の先生から三行半を貰ったんだったなぁ。

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