今年の初行商

去年から出かけ始めたニューヨーク州のAusterlitzという街のブルーベリーフェスティバルに行ってきた。この時期は彼の仕事の一つ、Manchester バーモント州の音楽祭の仕事と重なるので一人で出かけなければならないと思っていたのだけれど、去年は珍しくこちらに出かけて来ていた姉と出かける事ができた。でも今年は本当に一人、テント張りなども一人でできることは自宅のリハーサルでわかったけれど、結構重労働であった。
街のイベントだから場所代がクラフトショーに比べて格段に安いのと1日のみというのも手軽で嬉しい。時間も9−15と朝はちょっと早くなるものの終わるのも早いし、ここは土地柄NYCの人が多くいるらしく、高くても品の良いものを選んでいく。なんというか、場所を賑わすために一生懸命作った小物はあんまり捗々しくなかった。その中でも数を作ればひとつくらい思いがけなく「可愛い」と思うものもあり、それだけが選ばれていった。家でリハーサルはしたものの、ちゃんと並べてみるとテーブル3つで充分な感じ。一つは会計用?のようになった。行商に出かけ始めた時はそのテーブルで織りのデモなどやったのだけれど、今年はそんな元気はないし、やっぱり荷台がだいぶ小さくなり商品用の箱も以前は3つ積めたのが2つにしたいようになった。今回は二つで充分だったけど。。。マネキンも積むのはどうかと思い、今回は持っていかなかった。積もうと思えば積めることは分かったけど、なんだかこの小さな自動車にこんなに重いものを載せると自動車が気の毒なよう。

今年は天気に恵まれた。昼頃から蒸し暑さを感じる気温になったけど朝は涼しく、1日を通して風もほぼなく、なんというか木陰にいれば気持ちの良いこの辺りの気候そのものだった気がする。売り上げは去年に比べると17%減。ただ日本へ行ってきたよ、という人や、日本で生まれたよ、という人など日本人に優しい人にも数人あったし、このフェスティバルには織物ギルドのメンバーで糸紡ぎをやっている人達のグループがデモをやっていたりして、私が一人だからと「何か買ってこようか」とか「トイレ休憩に行くか」とか声をかけに来てくれてとても助かった。お菓子を持っていっていたし、汗のお陰か?トイレに行く事もなかったのだけれど、知っている人がいるというのは何よりも心強い。テントを空にしておけないので、よそを見て回れなかったのがとても残念だった。ざっと見た印象だけだけどベンダーは増えているんじゃないかと思った。こうした刺激があると、ちょっとやる気が出てくる。来年はもっと良い物つくって持っていくぞ、みたいに。

次は約2週間で二日間のクラフトショーへ行くのでちょい頑張る。

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