オープンスタジオ in VTにて

昨日と一昨日の二日間、バーモント州全体で大規模なアーティストのオープンスタジオイベントが行われた。2016年にベニントンのクラフトショーで会って以来、ずっと出かけたいと思っていた人のスタジオはここから自動車で3時間、カナダ国境に近いエリアにあり、ずっと訪ねてみたいと思っていて、ようやく念願叶った。今年の夏はNEWSという織物セミナーでその彼女の講習を受ける事ができたし、初めて彼女のスカーフを見てから10年近くが経ってから見ると、また見え方が違うというか、この人は本当に色のスペシャリストなのだと改めて思った。彼女の旦那さんは絵描きさんで大学で美術を教えたり、二人共にアーティスト。この黄色い家は旦那さんのアトリエでこの人の顔のような外見に旦那さんのユーモアのある人柄が見える。織り機は自宅の方にあって、オープンしていたのは一階だけだったのだけれど、どこに大量の糸やおそらく大きな織り機があるのではと訪ねると、旦那さんがこっそり2階を見せてくれた。あったのはAVL社の織り機に幅広の糸がセットされていた。決して大きな家ではなく織り機のある部屋とベッドルームのオープンスペースが彼女の書斎になっていて、ものすごい量のファイルがきちんと整理されているように見えた。やっぱり仕事のできる人は整理上手なのだ。今年73歳と言ってたから、会った時は私くらいの年齢だったのだな。

家を9時に出て、薪窯で焼き物を作っているというスタジオを一軒みて、予定では昼食をとっても2時くらいには目当てのスタジオに着くと思っていたし、時間があればモンテペリエというバーモント州の州都にも立ち寄れるかと思った。でも朝のんびりしたので出かけるのが9時を少しまわり、一軒目のスタジオでちょっと長居をしたのでそこを出るともうあまり時間がないようになり、昼はマックナゲットを少しつまみ走り続けて3時の到着となった。そこで5時までゆっくり過ごして、宿のある街までまた1時間のドライブ。自動車に乗りっぱなしの1日だった。紅葉シーズンでか泊まりたかった州都の街に宿は取れなかったのでNY州に近い小さな街に泊まった。バーモントの紅葉はもう時期が少し遅かったのか葉の落ち切った木もめだったし、色も鮮やかさにはちょっと欠けた。ただナビが裏道ばかり選ぶので、ほとんど他に自動車のいない道ばかりでのんびり良いドライブだった。ハイウエイを使えば少し速かったりしたのかもしれない。どんな設定になっているのかもわからないのだけれど、舗装もされていないような道まで案内されてびっくりだった。でも初めて使ったGoogleマップはなかなか優れものだった。ただそういった田舎ではセルサービスのエリア外というような場所も多くて、そういうところへ行く時はあらかじめマップのダウンロードや、ルートのダウンロード?、できるのかも知らないけど、ちょっと工夫がいるものだと思った。セルサービスのないところでうっかりナビのルートをキャンセルしてしまい、セルサービスのあるエリアまでルートを検索できなくて困った。でも地図だけは表示されていたのが救い。時々、地図も表示されないから。

久々の遠出だった。

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