なるほど、と思う元看護婦さんの話

先月、姉の義父が99歳で亡くなった。ものすごく元気だったので100歳は超えるとずっと思ってきたようだし、ご本人も100歳にすごく憧れがあったそうだ。亡くなる前のひと月くらい、夜になると具合が悪くなるということが続いていたのだけれど、昼間病院へ行く時には元気で検査でも病気は無く、夜の具合の悪いのが嘘のようだったのだそうだ。デーサービスへ行くとか娘が訪ねてくる時は元気で、だからか、お医者さんは精神的なものだろうといったそうだ。老人性の鬱みたいなことなんだろうか?。

それがどんなものだったのか、どんなふうに気持ちが悪かったのか、ご本人以外には分からない事だけれど、元看護婦さん曰く「いや、気持ちとかの問題だけじゃなくて本当に夜具合が悪かったんじゃないのかな、寝る時には普通脈拍が下がるから、本当に心臓がバクバクしたりしたんじゃないのかな」と。何というか、目から鱗の一言だった。具合の悪い夜でも話などに夢中になって話し始めるととても元気になるというのは、交感神経が働いているときは元気という事だったのかもしれない。

人の身体は本当に繊細で生きているって奇跡みたいな事なんだなとまた思った。

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