12月からサンプル作りを始めたプレイスマットがようやく仕上がった。一番悩んだのは細かい指定のあるサイズでそのサイズに仕上げるためのサンプル作りだった。サンプルもただ無駄にしたくないという思いから少々余分に織ったので時間がかかったし、最初に用意した糸の色味がちょっと暗かったので糸を買い替えたり、で、サンプルを作り直したりで、本番織りはほんの10日くらいでできたけど、ここに至るまでが長かった。
ありがたい事に次はタオルを買ってくれるという人がいるのでタオル作成に入る。色のリクエストが最初2色だったのが今は合計6−8色になり、こちらも糸を買わないといけないようになった。
プレイスマットの時もだけど、買った糸代の方がこの注文の販売商品価格よりも高い。作ったサンプルも後には販売できるし、また他のものを織る時に残り糸は使えるから糸代くらいは稼げると思うけど、ご注文いただいたプレイスマットで使う糸は買った中の僅かだったりする。でも、こうして人と会って、大事に使っているテーブルランナーと一緒に私の作った物も使っていただけるというのは嬉しい。仕事の報酬と考えると割が合わないって事になるのだけれど、自分のした事の成果というのか?使う人の手に渡るところまで見られるというのは良い仕事な気がする。良くも悪くも自己責任っていうところも好きかも。