ここ数年地元のオケでトロンボーンを吹き始めた彼、クラシック音楽では今までやってたベーストロンボーン奏法とはだいぶ違う事があるらしく、オケを聴いて練習をしている。ソロトロンボーンを吹く若い人とお友達になった影響もあり、以前よりも練習の回数が増えている。なんとその若者、彼にテキストブックをくれた。「このテキストで練習するといいよ」って事らしく、その彼は毎日吹くのが当たり前らしいけど、うちでは吹くのを見た事がないから、そのテキストブックが開かれる日が来るのかどうか。。。。といっても以前は0だった練習が最近少し増える傾向にあるのは確か。吹く場所が増えたから当然と言えば当然かもしれないのだけれど。本当に吹きたいという人たちとお友達になり、その人たちとアンサンブルをする機会もあり、そこではただなんとなく吹くでは済まされない空気もあるのだと思う。そこそこ上手でも凄く上手な人とやるとその差も感じるだろう。
ピアノアンサンブルをしようと言ってもなかなか人が集まらなかった。ピアノを弾く、好き、と言ってもこういう曲をやろうよ、と言う人は声をかけて会った人の中でも少なく、何より練習が大変というのもよく分かる。練習は本当に大変で時間がかかる。ささっと集まって、ささっとそこそこに楽しめると言う人はあんまりいないみたいで、私同様、練習時間をかけて頑張れば弾けると言うのが普通な集まりだった。そしてその練習は私も好きではないのだけれど、それでもやりたいか、やりたくないかの線引きは色々だと思う。クラリネットも私と同等では集まっても音楽になるかどうかなのだけれど、それでも集まって練習するとなれば楽器を取り出す機会になるのでお友達が欲しい。入れてくれるグループが欲しい。クラリネット人口は少なくないと思うのだけれど、どうやって集まりを見つけるかが今の課題。
ま、ともかく彼もソロを吹き始めたので家の中でもたまにアンサンブルができる。彼がソロを吹く時は指揮者でもある。どんな音楽か、どんなリズムか、どんなテンポで展開するのか、一瞬たりともピアノに任せてくれないで指揮をする。私は考えないで済むからもしかしたら楽と言えば楽かもしれないし、したい事、したくない事がはっきりしているのは非常に楽な気がする。シューマンを一緒にやっている彼は遠慮もあるのだろうけれどあまり多くを語らない。たまにテンポの指示くらいはあるけど、本当にどう吹きたいのか、これで良いのかといつも疑問が残る。最近最初よりは音や息遣いが聞こえるようになったけど、なんというか私に上手に合わせてくれているような気がしてならないところがある。つまり、上手なピアニストとやったら音楽は全然違うふうになるんじゃないかなって。それは当たり前か。YouTubeで聴くだけでも演奏者の数だけいろんなスタイルがあり、自分はどうしたいのかとなると技量のなせるままというところ?