weavers studio trail

今週末はマサチューセッツ州の織物グループのオープンスタジオ。その地域で6人の織物をやっている人がそれぞれ一人ゲストを迎えて、二日間お客さんを呼んでいる。この催しは今年で6年目と言ったか・・・おそらく第一回目の時に一度出かけている。ほとんどはその時と同じ人だけれど多少入れ替わりもあった。私はここから北に40分くらいの所に住んでいる女性と出かけた。

こちらのギルドの人も数人出かけていて同じく北から南へと回っていた様子で私たちの一軒目と最後のスタジオで顔を合わせた。彼女たちは6軒全部回ったのだそうだ。私たちは2軒省いて4軒回った。一軒は前回見なかった人のスタジオ。最近は古いビルを綺麗にリフォームしてアーティストに貸しだしているようなところが多いらしく、ここもそんな感じだった。いろんなアートやヨガ教室が入っている大きなビルの2階にスタジオがあった。今年の夏のイベントでブースを出していた女性で最近はフェルトアート、フェルトの入れ物などを多く作っていた。2軒目は前回見て感動した女性のスタジオ。古い納屋をスタジオにしている。この人は本当に芸術的な美しさの実用的なものを作っている。仕事の綺麗さはもちろん、色使いや質感、どれをとっても素晴らしいとしかいいようがない美しさ。軽い昼を食べて、3軒目と4軒目は別な街のアートビルディングに二人の織物をやっている女性のスタジオがあった。3軒目のゲストは織りもやるみたいだけどジッパーポーチをたくさん作って売っていた。市販の生地と合わせて作っているので全部が手織りというわけではない。そのシッパーの付け方の綺麗なこと。数年前のギルドのセールで数人が同じスタイルのポーチを売っていたのはおそらくこの人の講習で作ったものだと想像している。私も講習を受けてみようかなと思うものの、今行っている刺繍クラスの場所まで出かけなければならないし、すでに来年の1月までクラスは満員なのだそうだ。ま、冬は出かけにくいから春以降と思っている。4軒目は刺繍クラスの行われている場所で織りを教えている女性のスタジオ。以前ここで組紐の丸台を教えてもらった。今回は高台?どんな字だっけ・・・これも日本の帯締めなどを作っていた道具のひとつだと思う、を展示、デモを見せてくれた。織物の先生らしい美しい織物がいっぱいあった。どこに行っても仕上げの美しさに、他人の仕事を見る重要さを実感した。好きなことをやっているとしても、その工程には好きでない部分もあったりするので、そういうところは手を抜くことばかりを考えてしまう。そしてどんな仕上げをしたら満足のいくものができるか、この先生たちは常に考えているのだと想像する。良い刺激をもらった1日だった。

でも普段一人で過ごしているからか、こんなに長い時間他人と一緒にいるって事に疲れた。

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