織りを始めて、かれこれ10年になる。織り機の値段は安くはなかったが、久しぶりにざっとデータを見てみたら未だに赤字が一万ドル、織り機の値段以上ってどうゆーコト？もしかして、織り切っていない糸の在庫が織り機の値段くらいあったりして。。。溜まってる壁いっぱいの糸に思う。

でも一年にお小遣い千ドルの趣味と思えば高くないような気もするし。ひと月にしたら80ドルくらいになるわけで、と考えると、日々ちょっとした無駄遣いはチリも積もれば山になるのだと改めて思う。幸い出掛けないので無駄遣いをする機会は減ったが。

つい先日、彼は塵も積もれば山となる・・・の塵をも貯めるタイプらしいが、私は使い上手であると自慢した。持っている以上には使わないけど、あるだけ上手に使って楽しめるという話をした。先日トウモロコシの季節なのでファームで半ダース買うように20ドル渡された。現金収入があるといつも私にも半分渡してくれるし、お金を使うところはないから私のお財布で買えたのだけれど、彼が「僕が出す」というアピールの20ドル。ファームへ行くと綺麗なトマトやうちには育っていない野菜があったのでついつい買ったら、計算もせずにしっかりと20ドルを使い切って「ごめーん、お釣りない」という事になった。本当に使い上手でびっくりした。でも新鮮野菜の季節はとても短い。以前は高いと思った直売所だけど、こんなにちゃんと作って販売してって考えると全然高くないと思うようになった。ま、育ち盛りが何人もいる家庭ではまた世界観が違ってくるだろうけど、もうたくさん要らないし、少しでも良いから美味しいものってしみじみ思う。