内田光子さんのピアノコンサート

普段はどこにお住まいか知らないけど、2月下旬にカーネギーホールで2回の演奏会が予定されている。いくら好きなピアニストさんといっても最近ではNYCまで出かける意欲はない。その彼女が17日金曜の夜に自動車で1時間くらいの場所にある大学で行われるコンサートシリーズで演奏した。最近ではチラシが郵送されてきても全然見ていなかったので知らなかったのだけれどインスタやFacebookの広告に表示されて気がついた。

ベートーベン後期のソナタを3曲、私の好きなOp109ホ長調で始まった。続いてOp110 休憩を挟んでOP111。会場はそんなに大きくないのもあるけど、PPPまでよーく通る綺麗な音だった。腰から上は常に安定していてあまり大きな動きはない。あの痩せた細い体から瞬時に出るフォルテとかすごい。体をあんなに動かさずに端から端まで手が届いて、腕の交差もなんのその。。。オリンピックでは人体の不思議と鍛えたら何ができるかって可能性をたくさん見るけど、ピアニストの演奏姿もまさにそれかも。でも余計なお世話だけど、もう少し太った方が見ていて安心するかも、と思うくらい細身。学生の時の友達にもあんな感じに体が薄く痩せていてピアノの上手な人がいたのを思い出した。

トリルが盛りだくさんの曲もフォルテのトリルからピアノのトリル、音が変わる時もふわっと移行してなんというか、ピアノであんなことができるんだぁ。。。としみじみ。トリルで使ってない指で入る旋律音とか、うーん腕が3本あるんじゃないだろうか、、と思った。時にはオルゴールのような音、時にはオルガンみたいな重厚な音、美しくてあっという間の1時間半だった。先日は2階席中央で聴いたので弾いている姿がよく見えてた。久しぶりに良いものを聴いた。またコンサートに行きたくなったなぁ。

同じ場所で次はシューベルトのソナタが聴ける。ピアニストはPaul Lewisという人で2回のコンサートでシューベルトのソナタを6曲弾くらしい。昼間だから自分で行けそだし、行こうかなぁ。。。

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