ワッフル朝ご飯の日曜日

朝食は毎日オートミールとパン、オレンジジュースと決まっているので悩まないで良いのが嬉しい。バリエーションはオートミールに何を入れるか、くらいで本当に楽だし、もう何年もそうしている。たまに日曜や祭日にパンケーキだとかワッフルにする事があるけれど、これが朝ごはんと認識できるようになったので、食生活はすっかりアメリカに馴染んだ感じ。今朝はそのワッフルに冷凍保存しておいたイチゴを入れて焼いた。

店を開けるの開けないのととても心配をした雪予報だったけれど、実際は大して降らず、彼も除雪の用意をしたものの、ドライブウェイにトラクターを使う必要がないくらいだった。何もしなくても普通に動けたし、昨日は午前中にクラリネットを見てもらいに北へドライブしたけれど、どこにも除雪された雪の山を見る事がなかった。ただ風が少なく雨、雪という微妙な気温のお天気は葉のない全ての枝に雪がまとわりついているようで、遠くの山を見ても、近くの木々を見てもそのふわっと白い景色はこの地域でしか見られない、またこの条件が揃わないと見られない自然のアート。日本の桜のピンクが白になった感じ。見渡す限りの雪の花。午後にはもうだいぶ景色が変わっていたので、ほんの短い時間の事だ。写真を撮ろうと思いつつ・・・機会を逃した・

クラリネットは先生をしている女性が吹くと私とは違う音がした。彼女の手元にある、学生用という同じブランドのランクが一つ下だという楽器、それと私の持っていった2本を吹き比べて、どれもそれぞれいい音ではあるけれど、音の明るさや抜けの良い悪いがあるのは私の耳でもわかるくらい違った。私が吹きやすかった楽器が一番音の抜けが良く明るい音色だった。これはグリーンラインという、木の廃材を圧縮して作った楽器。もう一本は昔ながらの一本の木から作ってあるもので、こちらは音色が少し暗い、良く言えば深いとも言えそうな音色で、でも音を出すのにグリーンラインよりもちょっと努力がいるといっていた。私が吹くともっと硬い音、キーッとした感じの音だったけど、おそらく息なのか、口なのかわからないけど力がいるからキーっとした音になったのかもしれない。グリーンラインが音の出しやすい楽器という点では意見が同じだったので、それにしようと思っている。人が吹くのを聞いて、楽器による音の違いは良くわかった。これもピアノと一緒でこだわりのある人ならば一本一本吹き比べて自分の一本を選ぶのだといっていた。チェックポイントは音階を吹いてキーの動きを確かめたり、同音で指の違う音の音色を聴き比べていた。私には吹くのが難しい音階、どこが同じ音が出るキーだっけ・・・という程度なので、比べるのも大変。他に神経を使うから、音に集中できない。聴き比べるには人が吹いてくれるのは素晴らしいと思った。

昨日はアウトレット街の近くまで出かけたのでそこで昼を食べて、コートを見に行った。普通のウールのショート丈のコートを物色中なんだけど、ゆったりシンプル、適度なウエイトのコートというのがなかなか無い。ここ何年かジャケットを見ても思ったのだけれど、腕グリが小さくて袖が細いものが多く、これじゃ腕が動かない・・・と、見ただけで試着も必要ないと思うデザインが多い。ゴテゴテしてなくて必要な時には首まで閉められるコートというのがなかなかない。男性物だったけど触り心地の良い、おそらくカシミヤか・・と思われるコートが8000ドルで6−7割引だったけど、それでも2500くらいから3000ドルのコートということだから高い。さすがアルマーニ。ただ表地が良さそうなのに裏地は絹じゃないのか?絹に見えなかったけど、見たことのない良い絹だったりするのか?と思ったくらいで、本気で欲しいわけじゃないから確認しなかった。コロナの影響だそうだけど、空き店舗が多くて寂しい限りだった。おまけに着たい服って売ってない、田舎のおばさんには魅力のない街だなぁ。と思ってしまった。

さて、昨日はようやく次のタオルの経糸を用意した。緯糸は追加注文した。明日には届くので今日のうちに糸を結んで織れる準備をすませたい。一昨日、webサイトを通じてローカルエリアで販売してないのか、という問い合わせが来た。何年か前にスカーフを買ってくれた人らしい。一人でもこうして覚えていてくれる人ができたというのは、7年の積み重ねだと思い「継続は力なり」をちょっと実感した。ただ人の顔と名前を覚えられない私には、こうして出かける事が増えると、恐怖も増える。

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