お葬式

叔父の遺言により葬儀をしないことになっていたらしい。なので家族だけのお別れということで本当に近い親族のみ集まったみたい。遺言には花ひとつも送ってくれるなとあったくらいで、だから香典も受け取らなかったそうだ。おじさんらしいかなと思ったのと、平成の年号の時から用意していた書面だったことから、病気で長くないと覚悟しての手紙だったんだろうと分かった。関節性肺炎という病気で、ググってみると治療で完治ということのできない難しい病気だった。死なない人はいないけれども、パーキンソン病やこういう病気で徐々に体の自由が奪われて・・・っていうのは辛いことだったろうなと思う。

お葬式をしない選択も増えてるのかな、日本。

私も宗教文化と大きく違う外国に住む外国人として、死んだ時にどうして欲しいかを書かねば、とことある毎に思いながらも、まだ書いてない。正直、お墓もいらないし、火葬してどこかに撒いてもらえたら良いかと思っている。死んだらどこかにしまわれるより撒いちゃってと思う。石に名前を残さなくていいし、人生を終えたら関わった人の記憶の中にあるだけで、その痕跡は無くなって良いと思っている。ただ葬儀は死んだ人のためというよりは、これから生きていく人のためである場合もあるので、生きている身近な人がしたいようにしてくれても良いとも思う。ただ流石に山で野生動物の餌になることは死んだ後でも想像できない。でも一番勿体無くないか?
いくつか見たお葬式ではカラダを綺麗に作って豪華なケースに入れて人に見せたりしてたけど、あれはやってほしくないなと思うワケで、やっぱり書かないといけないのだと思う。

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