自動車に霜が降りていた。地面はまだ暖かいと見えて氷の膜がついていたのは自動車だけ。日が登り始めると少し遠くの木々が霧で霞んで見えた。これがキリッと冷え込むと霧もなくなるはず。昨夜は冷え込むとの予報に大きな薪を２本入れて寝たのに朝にはすっかり無くなっていた。炭は残っていたのでライターを使うことなしに少しの小枝でまたストーブは復活したけれど、本格的にストーブ稼働の季節になった。

日本の20日、こちらでは今夜になる。母の弟、叔父のお葬式があるそうだ。85歳だったそうだ。もう何年会っていないことだろう。2000年頃に会ったのが最後だと思う。ワケあって現在は父親の兄弟とは付き合いがないし、母もあの家に嫁いだ当時は人との結婚ではなくて家の嫁だったんじゃないかと思う節ありで、当時は本家だったから母方の親戚との付き合いは多くなかった。もちろん会ったことがないってわけではないけれど、従兄弟たちとは全然付き合いがない。そんな中でもこの叔父には困った時に相談にのってもらったりと世話になった。葬儀に参列しないのは申し訳ないけど生きて会えるわけでないので、いつになるかわからないけど次に日本へ行く際には不義理を詫びにお墓参りをしたいと思う。そう考えてみると次の旅行は「詫び周り」になりそうだ。いや、生前はおせわになりましたと感謝周りだな。

冠婚葬祭の葬祭の数が増えて、自分の年齢を実感する。こんな事でもなければ親戚の顔を見ることもないわけで、葬式や法事がただの仏教行事でなく、故人が家族を集める機会なのだと聞いたことを思い出す。

ご冥福をお祈りいたします。